平成24年1月からの新・登録利用者制度のご案内
国立国会図書館では、現行の登録利用者制度を改正し、平成24年1月から新しい登録利用者制度を導入します。主な変更点は次のとおりです。
登録による利用を基本とし、東京本館および関西館では、書庫に収蔵する所蔵資料の利用は、利用者登録をされた方のみを対象とします。また、来館せずに複写を申し込む郵送複写サービスも、利用者登録された方を対象とします。
国民の文化資産として末永く図書館資料を保存するため、利用者登録に対する皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
利用者登録をせずに入館する場合は、当日利用カードを発行します。当日利用カードで入館した場合は、書庫に収蔵されている資料は利用できません。ただし、専門室の開架資料や電子情報の閲覧・複写などのサービスは利用できます。
*すでに利用者登録をされている場合は、新しい登録利用者カード(ICカード)にこれまでの登録情報が引き継がれます。平成24年1月以降に初めて来館された際に、スムーズに新しい登録利用者カードへの切替ができますので、現在利用者登録をしていない方も、平成23年中に登録されることをお勧めします。
新しい登録利用者カード
*なお、平成24年1月の登録利用者制度の切替にあたり、新しい登録利用者カード発行の手続きが済んでいない方でも、登録利用者と同様の利用ができる移行期間(平成24年1月6日から2月14日まで)を設けます。
新・登録利用者制度による登録利用者に対するサービス、登録手続きの概要は次のとおりです。
登録利用者に対するサービス
1.来館サービス
<資料等の利用>
館内の利用者端末に登録利用者カードをセットし、ご自身のパスワードを入力してご利用ください。資料の検索、請求、電子情報の閲覧、複写の申込書作成等が、一台の利用者端末から行えます。
パスワードは、ICカードに記載されません。ご自身のパスワードを忘れないようにしてください。
次のサービスは、登録利用者の方のみを対象とするものです。
- (1) 書庫内資料の閲覧請求
当館の所蔵資料の大半は書庫に収蔵してあります。館内の利用者端末で、国立国会図書館サーチまたはNDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)を検索し、NDL-OPACの画面から閲覧の申込みを行います。資料がカウンターに届くと利用者端末に表示されますので、指定されたカウンターでお受け取り下さい。資料は館内でしか利用できません。
なお、国際子ども図書館では、登録利用者でなくても国際子ども図書館の書庫内資料の閲覧申込みができます。 - (2) 後日郵送複写サービス
来館して申し込んだ所蔵資料の複写物を、後日、ご自宅に郵送します。 - (3) 取寄せサービス
東京本館に関西館の資料を、また、関西館に東京本館・国際子ども図書館の資料を取り寄せることができます(国際子ども図書館では、関西館・東京本館資料の取寄せサービスは行っていません。)。
- 関西館資料の東京本館への取寄せ
洋雑誌、アジア関係資料、科学技術関係資料、文部科学省科学研究費補助金による研究成果報告書、国内の博士論文など - 東京本館資料の関西館への取寄せ
和図書・洋図書、洋雑誌(一部)、専門資料(一部)など - 国際子ども図書館資料の関西館への取寄せ
国際子ども図書館所蔵資料(一部)
- 関西館資料の東京本館への取寄せ
- (4) 閲覧予約(関西館へ来館し、関西館所蔵資料を閲覧する場合のみ)
関西館をご利用の場合は、インターネットまたは関西館内の利用者端末から、同館所蔵資料の閲覧を予約することができます。
<登録利用者カードによる入館・退館>
東京本館・関西館に来館された時は、当館が発行した登録利用者カード(ICカード)で入館します。お持ちいただいた登録利用者カードを入口(入退館ゲート)の読み取り機にタッチするだけで、ほかの手続きは必要ありません。
退館する際も同様に出口の読み取り機に登録利用者カードをタッチしてください。登録利用者カードは回収されませんので、そのままお持ち帰りください。
ご来館の際には、登録利用者カードをお忘れなく。万が一登録利用者カードをお忘れの場合には、「臨時利用カード」の発行の申請が必要です。
2.来館しないで利用できるサービス
<郵送複写サービス>
当館に来館することなく、インターネットから複写を申し込むことができます。ただし、あらかじめ複写個所を特定できる場合に限ります。
- 当館ホームページのNDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)の検索結果から、遠隔複写サービスを選択して巻号・複写箇所等を指定します。
- NDL-OPACで検索できない資料については、インターネットからの複写申込みはできません。
- 複写物の受取りは、郵送のみです。
- 複写をお受けできない場合は、登録されたメールアドレスにご連絡します。
登録しているメールアドレスをすでに使用していない場合やメールアドレスをまだ登録していない場合には、NDL-OPACの画面からメールアドレスの更新・追加をお願いします。
登録手続き
1.利用者登録の方法(平成24年1月以降に新規に登録する方)
氏名、現住所、生年月日を国立国会図書館に届け出て、利用者登録をします。
- 満18歳以上の方ならどなたでも登録できます。
- 氏名・現住所・生年月日が確認できる本人確認書類が必要です。
- 勤務先や学校等の住所では登録できません。
- 当館は、申請いただいた登録事項を利用者情報として登録します。
東京本館または関西館に来館して利用者登録をされた場合には、館内で使用する登録利用者カードを、登録と同時に発行します。
郵送で利用者登録された場合には、登録後、最初に東京本館または関西館に来館された際に、登録利用者カードを発行します。
カードの発行は無料です。
新・登録利用者制度による新しい登録利用者カードの発行は、平成24年1月からです。平成23年中は、現行の利用者登録制度による登録申請を受け付けます。
新・登録利用者制度においては、登録利用者情報の有効期間は、脱退等の届け出がない限り登録から3年間です。3年を過ぎても引き続き登録利用者としてのサービスを受けるためには、有効期間が切れる前に登録の更新が必要です。登録利用者情報は、厳正に管理いたします。
2.現行の登録利用者制度からの切替
すでに利用者登録をされている方については、平成24年1月以降の東京本館または関西館へのご来館時に、新しい登録利用者カードへの切替をお願いします。
- 切替にあたっては、現行の登録利用者カードおよび氏名・現住所・生年月日が確認できる本人確認書類が必要です。
- 来館せず、遠隔複写サービスをご利用の場合は、新しい登録利用者カードへの切替が済んでいなくても、平成23年12月までのIDとパスワードをそのまま継続して使用することができます。
平成24年1月以前に利用者登録された方の登録利用者情報の有効期間は、平成24年1月から3年間となります。
当日利用(利用者登録をせずに入館する場合)
利用者登録を行わない場合は、東京本館・関西館の入口の当日利用カード発行機で、氏名と年齢(満18歳以上の方は入館できます)を入力し、当日利用カードを発行します。当日利用カードで利用できるサービスは、次のとおりです。
- 当日利用カードを館内の利用者端末にセットすることで、検索システムや電子情報を利用できます。書庫内資料の閲覧請求など、登録利用者のみを対象としたサービスは利用できません。
- 専門室等にある開架資料の閲覧や即日複写サービスが利用できます。
※当日利用カードは、退館する際に回収します。
登録利用者制度の移行期間
平成24年1月の登録利用者制度の切替にあたっては、新しいカードへの切替や利用者登録の申請が集中することが予想されます。新・登録利用者制度への円滑な移行をはかるため、新しい登録利用者カードをまだお持ちでない方には、書庫内資料の請求ができる臨時カードを発行する移行期間を設けます。臨時カードは、退館する際に回収します。
移行期間は平成24年1月6日(金)から2月14日(火)までの予定です。その期間中に、登録利用者カードの切替や利用者登録の申請を行うことをお勧めします。また、入館時はカウンターの混雑が予想されます。その場合は、お帰りになる際に申請を行ってください。
新・登録利用者制度への円滑な移行に、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。