トランプ関税に中国商務相「さらに間違った道を進むなら、最後までつきあう」…対抗辞さない考え

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 【北京=山下福太郎】中国で経済運営を担う閣僚らが6日、全国人民代表大会(全人代)に合わせて合同記者会見を開いた。 王文濤ワンウェンタオ 商務相は米トランプ政権による対中追加関税に関し、「米国がさらに間違った道を進むなら、我々は最後までつきあう」と述べ、追加の対抗措置を辞さない考えを強調した。

全人代に合わせて行われた記者会見で、質問に答える中国の王文濤商務相(6日、北京で)=大原一郎撮影
全人代に合わせて行われた記者会見で、質問に答える中国の王文濤商務相(6日、北京で)=大原一郎撮影

 王氏は「貿易戦争に勝者はなく、保護主義に出口はない。米国の一方的な行動と威圧的な態度は時代の流れに逆行している」と批判する一方、「双方は適切な時期に会談し、できるだけ早く歩み寄ることを期待する」と対話による解決も呼びかけた。

 マクロ政策などを担当する国家発展改革委員会の 鄭柵潔ジョンシャンジエ 主任(閣僚級)は、消費刺激に向けた特別行動計画を間もなく発表すると明らかにした。 李強リーチャン 首相は5日の政府活動報告で、2025年の成長率目標を3年連続で「5%前後」に据え置いたが、鄭氏は「今年の目標は科学的な実証と体系的なバランス、慎重さを経て提案した」と述べ、達成に自信を示した。

 鄭氏は、国家ベンチャーキャピタル基金を設立し、人工知能(AI)や量子技術などハイテク分野の企業に投資する方針も表明した。

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