サンヨー館「人間洗濯機」
メモ入力
-最大400文字まで
完了しました

70年大阪万博では、近未来の生活を感じさせる最先端技術の展示が人々を驚かせた。その一つが、民間パビリオン「サンヨー館」の「ウルトラソニックバス」(通称・人間洗濯機)だ。
超音波の振動で気泡を発生させ汚れを落とす仕組みで、卵形のカプセルの中に座ると、泡が噴射し全身を自動的に洗い、乾燥させてくれる。直径3センチのゴム球が体をマッサージする機能もあった。モデルによる実演も行われ、注目を集めた。

当時は実用化には至らなかったが、2025年大阪・関西万博へ向け、大阪の企業が進化した人間洗濯機の開発を進めている。当時のサンヨーの技術者も加わっており、体も心も癒やしてくれる新たな技術に期待が寄せられている。