パリコレクション、来場者のファッションもカラフル満開
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3月3~11日に開かれた「2025~26年秋冬パリコレクション」の会期中、仏パリは暖かな陽気に包まれた。ショー会場を訪れた人たちの装いは明るい色遣いが目立ち、春の到来を楽しんでいるかのようだった。(生活部 福島憲佑、パリで)
街角でスナップショット
スウェーデンのブランド「ホダコヴァ」のショー会場で注目を集めていた米ニューヨークの女性ライターは、華やかな柄のストールに水色のレギンス、きらびやかなアクセサリーはビンテージ品で、「カラフルにすると見た人もハッピーになれるでしょ」とにっこり。パリの男性ファッションジャーナリストは鮮やかな緑色のジャケットで「明るい色を着ると気分まで楽しくなる」と笑顔で話した。

日本の「ジュンヤワタナベ」の会場前では、水色のブルゾン、緑色のスカートに赤いハンドバッグのコントラストが美しい女性クリエイターが目を引いた。「エルメス」のショーに向かっていたスイスの男性は、ビーズで彩られた濃いブルーのカットソーを着用。ビンテージ品らしい粋な色合いが鮮やかだった。
明るく上品な白色も目立った。「ラコステ」の会場では、ドイツの女性インフルエンサーがワンピースに白いジャケットを着用。「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド」のショーに足を運んだパリの女子学生は白いレースのスカート。「シャネル」の会場ではブラジルの女性クリエイターが白いジャケットとカットソーに、白っぽく色落ちさせたデニムを合わせ、春らしさを感じさせた。
華やかな装いは気分を高揚させる。来場者のファッションはカラフルな花のようにパリの街を彩っていた。
◎写真はいずれも福島憲佑撮影