北海道新幹線の札幌延伸8年遅れ、鈴木道知事らが緊急要望…「沿線まちづくりやJR北海道の経営に多大な影響」

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 北海道新幹線の新函館北斗―札幌間の整備を巡り、国土交通省の有識者会議が開業見通しを2038年度末頃とする報告書を提出したことを受け、地元自治体や経済団体でつくる北海道新幹線建設促進期成会(会長=鈴木知事)は4日、同省を訪れ、中野国交相に開業時期の早期明示などを求める緊急要望を行った。

中野国交相(右から4人目)に要望書を手渡す鈴木知事(同3人目)(4日、国土交通省で)
中野国交相(右から4人目)に要望書を手渡す鈴木知事(同3人目)(4日、国土交通省で)

 要望書では、当初目標の30年度末開業からずれ込むことについて、「沿線自治体のまちづくりの取り組みやJR北海道の経営など、様々な分野に多大な影響が及ぶ」と訴え、▽開業遅れの理由の丁寧な説明▽一日も早い開業時期の明示▽幅広い分野を支援する政策パッケージの作成――などを求めた。

【地図】北海道新幹線の延伸区間
【地図】北海道新幹線の延伸区間

 鈴木知事は要望後、記者団の取材に「政府を挙げて影響を最小限に抑えるパッケージを組む必要性について、一定の理解をしていただけた」と話した。中野国交相は知事らに「各方面の影響について地域から様々な要望をうかがい、対応を検討していきたい」と話したという。

 JR北海道は、札幌延伸の遅れによる影響を見極めながら開業に向けて準備する方針だ。1日に発表した2025年度事業計画によると、新幹線駅舎の工事や高架橋増設工事などを進めるとした。札幌延伸に伴ってJR北から分離される並行在来線についても、関係者に協力するとした。

 JR北の綿貫泰之社長は1日の記者会見で、「新幹線の開業スケジュールによらず、長期経営ビジョンなどで盛り込んだ札幌駅周辺開発や、当社単独で維持困難な線区の課題解決と経営改善に向けた取り組みを全力で行う」と強調。法律で30年度までとなっている国からの財政支援継続については、「国にしっかり相談していかなければならない」と述べた。

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