政府備蓄米が店頭に並び始めたのに値段下がらず…コメ平均価格13週連続上昇、5キロ4206円
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農林水産省は7日、先月24~30日にスーパーで販売されたコメ5キロ・グラムあたりの平均価格が4206円だったと発表した。値上がりは13週連続で、前週より10円の微増となった。前年同期(2057円)の2倍超で高値が続いている。政府が放出した備蓄米は徐々に店頭に並び始めているが、値下げ効果はまだ出ていないようだ。

農水省は全国の約1000店のスーパーの購入データを基に平均販売価格を発表している。コメの販売価格は、昨年3月時点では2000円程度で推移していた。先月3~9日には、データの集計を始めた2022年3月以降で初めて4000円台をつけるなど、上昇に歯止めがかからない。
農水省は先月、放出を予定していた政府備蓄米の入札(2回、計21万トン)を終えた。農水省は効果がなければさらに備蓄米を放出する方針だ。